葬送のフリーレンは何が面白かったのか

アニメ

フリーレンは本当にサザエさんなのか。

本日は最終回を迎えた葬送のフリーレンを語りたいと思います。というのもですね、会社の同僚とフリーレン見たかみたいな話をしていると、「なんか、フリーレン微妙やね。サザエさんみたい。」みたいな衝撃的なワードが耳に入ってきまして、個人的にははあ?ってなったんですが今日はこのあたりについてお話していきたいと思います。

つまりフリーレンはどういう話で何が面白かったのか、という話をしたいと思います。

なんかフリーレンって魔法使いものではあるんですが、実際に敵とドンパチ戦うシーンって少ないんですよね。あるにはあるんですが、みんな基本的に涼しい顔していて、勝負もだいたい一瞬で決まるんで魂がぶつかり合うみたいな戦闘シーンって皆無なんですよ。

そして戦闘会以外は旅の途中で立ち寄った町で、ヒンメルの足跡というか偉業を感じながらちょっとした心温まるエピソードを展開するっていう感じじゃないですか。というかそっちがメインなんで、そのあたりがサザエさんっぽいと感じたんですね。さすがにサザエさんよりかは山もあって谷もあるとおもうんですが、言わんとしていることはちょっとわかっちゃうんですよね。

でも、それはアニメの見方として大いに間違えています。何がどう違うのか、というのとなぜ同僚はは微妙だと感じたのか?というお話をしたいと思います。

最初にデカデカと広告しすぎた

まず、なんか微妙じゃね?って感じているひとは結構多いんじゃないかと思います。実際、僕も「このアニメいつから盛り上がるんだろうか?」と思いながら観ていたんですが、結局最大級に盛り上がるシーンもなくもわわーんとした感じで2クール終わっちゃったんですよね。

いや、実際面白いんですよ。面白いんですが、なんか騒いでいるほどではないなというのが一番近い表現かと思います。これってまあ評判と実際の評価の差なので、どこに原因があるのかっていうと最初の最初ですね。金曜ロードショーとかで2時間まるまる放送しますー!あの葬送のフリーレンが待望のアニメ化!!みたいな感じでデカデカとプロモーションしすぎちゃったんですよね。

で、すでに我々は進撃の巨人とか鬼滅の刃とか見てるんで、あのクオリティのアニメを知っちゃってるんでそことどうしても比較しちゃうんですよね。あの壮大な物語と、神がかった作画と、魂震える展開と比較しちゃうんですよ。で、ご存じの通りフリーレンってそんな話じゃないじゃないですか。なのでそこのギャップが良くない方向に転んでしまったのかなと思います。

難しいんですが逆の方が良いんですよ。逆で成功したのが薬師のひとりごとですね。あのアニメは完全にノーマークだったんですが、じわじわ人気が出て普通にプライムビデオランキングでも一位取ってたし、やっぱりあの売れ方が目指すべき姿ですよね。

今の世の中が何を土台にして作られているのか

で、フリーレンっていう物語は通して何を読者に伝えたかったのかというと、今の世の中が何を土台として作られているのか?ということだと思うんですよね。普通に生きている人は生まれた時から今の世の中があるのでそこに疑問は持たずに平和を享受できるわけですが、フリーレンくらい長生きしているとそれが例えばヒンメルが行った些細な人助けであったり、フランメが目指した理想であったり、元をたどっていくとゼーリエの気まぐれであったり。。

これはあくまで葬送のフリーレンという物語の話の中だけではあるんですが現実の世界でもそういうことってあると思うんですよね。今の日本って世界的にみたら平和ですが、ちょっと前まで戦争真っ只中でさらには自然災害とか、コロナとかもあって、もろに被害にあった人たちもいるものの平和の中で過ごせている人の方が圧倒的に多いはずです。

でもその平和は自然に発生したものではなくて、少なくともその時代に生きた人たちの行動の結果だと思うんですね。

これって当たり前のことでわざわざ説明しなくても良いことではあるんですが、僕たちは割とすぐに忘れてしまいがちなのでそういう部分と重ねながら葬送のフリーレンを見ていくと、フリーレンの面白さというのがじわじわ出てくるんじゃないかなと思います。

個人的には、一級試験の特権としてフェルンが受け取った魔法が服の汚れを落とす魔法っていうところで、実感しました。他にいくらでも有用で強い魔法があるのは分かりつつも、今の自分には必要ない今の時代には必要がないというメッセージ勢が込められていると感じました。

みなさんはフリーレンはぶっちゃけどうでしたかね?結構賛否分かれるんじゃないかと思うんですが、こういうところが面白かったよというのがあれば是非コメントで教えてください。

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