マッチングアプリで出会った既婚者の正体

今回はゲームと全く関係ない、完全雑談をしたいと思います。雑談というかエピソードトークですね。皆さん、マッチングアプリやったことありますか?僕はもうかれこれ10年くらい前に割とやっていまして、マッチングアプリで起たプチ事件を紹介したいと思います。

当時確かペアーズとかをやっていまして、当時28くらいだったと思うんですが自分の2歳したくらいの女性とマッチしまして、普通にメッセージやりとりしてても楽しいし、割と仲良くなったんですね。じゃあお昼にカフェで会いましょうかってなりまして、土日に三宮の喫茶店に会いにいったんですね。

今でこそマッチングアプリ市場って地獄みたいなイメージあると思うんですが、当時はおそらく今よりも平和だったと思っています。

で、いざ会ってみたら、普通にイメージ通りの人で、楽しく会話してたんですね。そうしたら割と早々にカミングアウトがありまして、「実は私既婚者なんですよー」みたいなこと言い出して。「へえー、そうなんですね」とかリアクションしながらも、頭の中ハテナだらけだったんですが、動揺したら負けやと思って平然としてたんですよね。まあ僕はその可能性も考慮してましたよ、僕そんなんで動揺しないですよみたいな雰囲気を出してなんとか状況に飲まれないようにしてたんですが。。

で、私は結婚してるから難しいけど、代わりに私の友達紹介してあげるねみたいなこと言われまして、何がねらいなんだ、この女。。って思うじゃないですか。意味わかんないじゃないですか。でも詳しいこと突っ込んだら困らせてしまうかなと思って、そこまで深く突っ込まずにその友達とやらを紹介してもらうってことになったんですね。

さらに、今度のハロウィンでクラブ貸切って仮装イベントするんだけど、そこにその紹介したい女の子が来るから一緒においでよって言われたんですね。

もうだいぶ意味不明じゃないですか。何かはよくわからないですけど、なんかすんげえ怪しいじゃないですか。クラブ貸切り??ハロウィンイベント???みたいな。おかしい、妙だな、、てなるじゃないですか。でも当時のゴリラ君は、なんか怪しいけど、逆に面白そうだなって思って、じゃあ行きます!ってなって、行くことに決めたんですね。

コスプレは迷いに迷ったあげくドンキでルイージの服買って、どっかのトイレで着替えて当日乗り込んだんですよ。一人でルイージの恰好して現地まで行くのってなかなか勇気がいりましたね。で、受付済ませて、確か三宮のどっかの地下にあるクラブみたいなところで、人はまあそこそこ入っていて、そこかしこでワイワイ会話してるグループがいたり、一人で飲んでいる人もいたり、音楽がそこまで大きくない音でドンシャリなってるみたいな感じだったんですね。

そこからは僕は観察してたんですよ。どんな人間がいるのか、どういう集まりなのか、ですね。一人できている人に話しかけて、これなんの集りですか?って聞いたりしたんですが、「僕も分からないです。なんなんでしょうね」みたいな答えが返ってきまして、ますます意味分からないって感じだったんです。が、なんとなくうっすらあれ?これってネットワークビジネス的なやつか、、、?という疑念が出てきたんですね。

僕は過去に独立していたこともあり、この手の勧誘はすでに4,5回くらい受けてきて、ある程度免疫がついて鼻が利くようになっていたんですが、なんとなくそういう気配を感じていたんですね。この手のグループって共通点みたいなのがありまして、普段交わらないであろうタイプの年齢、属性の人たちが仲良くしていたりするんですが今回もその気配を感じてまして。。

でしばらくすると、マッチした女性がきて、「コスプレちゃんとやってくれるタイプなんですねー」とかちょっとだけ失礼なこと言いながら、そしてついにその紹介してくれる女性とやらを紹介してくれたんですね。まあなんというか、やや下品な表現としては別にナシではないくらいのビジュアルでして、でも向こうもちゃんと話聞いていないのか、あ、どうもみたいな感じだったんですよね。今思えば、我々初対面で、紹介してくれた人もほぼ初対面で、いわば他人中の他人でいきなり仲良くしろよってなかなか無茶な話じゃないですか。

で、しばらくすると知らない男の人もおいすーみたいな感じでやってきて、その男の人は僕がマッチした女性の旦那さんやったんですね。まあその人はなんかいい感じの雰囲気で、へえーって感じやったんですが。

しばらく他愛もない会話をしていると今度またこの4人で喫茶店とかで会おうよってなって、結局そのイベントはどういう目的で主催者が誰かも分からないまま終わりました。ここまで来ると、僕もこのグループの正体が気になってきて、なんとか答え合わせをしたいという気持ちが強くなってきて、結局後日その喫茶店に行ったんですね。

まあオチを言いますと、結局はアムウェイやったんですね。100%混じりっけ無しの、エクストラバージンアムウェイでした。僕以外の3人はアムウェイでつながっていて、ハロウィンイベントもアムウェイの上の方の人たちが主催したものでした。で、僕がマッチした人はもともと集客のためにマッチングアプリをやっていたということでした。僕はまんまと捕まったカモということになりますね。

喫茶店では、ビジネスモデルとかいろいろ説明されたんですが、僕はある程度の知識があったんで、またこれか~収益モデルが絵にかいた餅感がスゴイなーと思いながらフーンって聞いていまして、僕がある程度突っ込んだ質問をしてみたんですね。つまりあなたたちはいつくらいから初めてどれくらい声かけてどれくらい稼いでいるんですか、みたいなことを聞いているといい感じにはぐらかされて、あなたに合わせたい人がいるみたいな感じに話がなっていって、また後日どうやら明石界隈でグループを仕切っている人に合わせてくれるという感じになったんですよ。

で、また僕のある意味悪い癖が出てきまして、ここまで来たらどんな人が出てくるのかが気になってきたんで、明石のその本拠地みたいなところまで行くことになりました。というか駅から車でその人の家まで連れて行ってもらったんですが、この車の中は内心結構ビビっていたんですが、

着いたらもう本当に普通の家で、一階はメンバーがたむろしていて、二階にホワイトボードと机といすがあって、そこに例のグループ仕切りマンがいてあれやこれやと説明してもらいました。ちょい悪みたいな人でまあしゃべるのは上手なんですが、結局言うことは一緒ですね。

これからは年金がもらえなくなる、資産が大事、個人の力でかつレバレッジを効かせろ、電話帳の上から順番に連絡とって、誘っていけ。説明が難しかったら先輩を誘え。それで距離が離れるようであれば本当の友達ではないから無視しろみたいな。まあよくあるやつです。

まあだいぶげんなりしたんですが、相手の会話に吞まれてはいけないということで、だいぶ冷静な目線で聞きつつ、いろいろ質問したりしてたんですが決定的にこれはダメだと思ったのが、「例えば、10人に声掛けして制約する確率ってどのくらいなんですか?」って聞いたときに「俺たちはメンバー一人一人に対して真剣に向き合うだけだ。なので成約率は重要でない」という回答が来たんですね。流石にビジネスモデルとして破綻してるだろと思ったので他に質問はないということで終わりました。

だって、言われた通りのやり方をするのであれば、そもそも知り合いの多さによって成功確率全然違うし、ある程度金額的にも人間関係的にもリスクがあるなかでそこに踏み込んでいくのであれば、自分がどれだけ稼げるかの見通し立ってないと判断できないじゃないですか。再現性という観点でこれめっちゃ大事なんですよね。まあ普通の感覚では、そこまで考えるまでもなくNOで終いなのですが。。

一番恐れていたのが、もういいですってなった後に帰してくれないみたいな状況だったんですが、普通に帰りも送ってくれてそこは親切でした。親切というかちゃんとしてました。で、そこからはそのグループからのお誘いも無くなりましたね。たぶん、コイツは誘ってもなびかないし時間の無駄だと判断されたんですね。結局紹介してくれた女性とも親密にならずで終わりました。

後日譚としては、その紹介してくれた人とラインはやっていたんですが、ぶっちゃけそこまで稼げていなかったとのことでした。まあ難しいですよ。僕はネットワークビジネスは全否定はしないです。世の中の詐欺案件や闇バイトがはびこっている世の中において、法律的には問題ないのでうまくいく人もいることでしょう。

それでも成功できるのは圧倒的なコミュ力、というか営業力が要ります。そこらの普通の人間が出来るものとは到底思えなかったですね。なので、もし考えている人がいたら、そのあたりはぜひじっくり考えてからチャレンジしてみるといいんじゃないですかね。

ということで、当初の予想通りネットワークビジネスオチでしたね。というか既婚者がマッチングアプリ使わないと集客できないビジネスモデルって結構終わってると思うんですよね。旦那はどんな気持ちで送り出してるんやろうって思いました。

皆さんも気をつけましょう。ゴリラの過去エピソードについては今後ちょこちょこ小出しにしていきたいと思います。

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