今回は自由度とかオープンワールドという単語でいちいち騒ぐのは止めましょうという内容です。もうこれだけです。
先に言っておきますが、僕はリニア式のストーリー重視のゲームが好きです。せいぜいワイドリニアですね。人生の大事なことはFFで教えてもらった世代なので、特にRPGにおいてはストーリーを重視しています。
主人公の試練とか、ちょっとした恋愛要素とか、ライバルのあいつが実は良い奴だったとか、味方だったあいつが実は裏切者だったとか、そういう分かりやすいストーリーを丁寧に描いてほしいんですね。上手くゲームシステムと組み合わせながら落とし込んでほしいんですね。
で、それがオープンワールドになると、まあだいたいいきなり外に放り出されるじゃないですか。この時、僕の頭の中で起こるのは、「やばいやることありすぎて何したら良いか分からない」です。子供のころから、自由に絵を書いてねとか、自由研究とか、そういうお前のセンスを見せてみろみたいな課題がすんごい苦手だったんですよね。これは僕のせいじゃなくて日本の教育システムの弊害だと思っています。嘘です。僕の性格の問題です。
で、自由度とストーリーのバランスとるのって凄く難しいんですよね。オープンワールドっていろんな定義があるんですが、マップがシームレスにつながっていて、最初からたくさんのところを探索出来るという感じだと思っています。
それは間違いなくワクワクする要素だとはおもうんですが、当然弊害もあって、僕みたいな人間が裸で放り出されて、なんか面白いことしろみたいなプレッシャーを感じたりだとか、あとはイベントフラグが立つ前にとあるダンジョンに言ってしまって、あとから仲間連れてもう一回行くことになるとか、そもそも仲間をストーリーに絡めにくいとかですね。どのタイミングでどの仲間がいるか分からないですからね。
なので、本当にいまさらではあるんですがオープンワールドのゲームってそれなりにデメリットも多いよってことですね。でもウィッチャー3とかスカイリムとかの海外のオープンワールドゲームがめっちゃ評価高かったせいで、日本のゲームメーカーもそれに続けみたいな感じで、なんちゃってオープンワールドのFF16とかフォースポークンとかが発売されちゃったんですね。どっちもスクエニでした。。ごめんなさいw
これはゲームだけじゃなくて、他のいろんな日本メーカーに言えるんですが、海外の真似をしないでほしいんですよね。日本の独自性というか、オリジナリティって世界に通用するんで、自分たちが面白いと思うものを自身もって海外に展開してほしいんですよね。
ちゃんとペルソナ5とかソウルシリーズとか評価されてるじゃないですか。だから編に流行りに乗っかるんじゃなくて、ユーザーもオープンワールドだ、とか自由度がどうだ、とかグラフィックがどうだとか、そんな細かい要素のひとつひとつに一喜一憂せずにゲームとして面白そうか、面白いかという部分で騒いでほしいですね。
この日本全体の流れは良くないと思うんですよね。めっちゃ話が飛躍してしまいますが、なんやかんやでマーケティングにめっちゃ弱いんですよね。流行っているものが流行るんですよ。国民全体がちょろいんですよ。印象操作されやすいんですね。
だから海外のメーカーが日本で何か流行らせるのって結構楽だと思います。ある程度資金があれば広告戦略で注目を集めるのはたやすいです。でもあくまでそれは入口で、中身が伴っていないとつまりクオリティが一定以上じゃないとすぐに飽きられます。「ああ、なんかそんなのあったね昔」みたいな感じで捨てられます。あと、大企業になればなるほど動きが遅いので、流行っているからこれやろうぜ!ってなった瞬間にブームが終わろうとしている時もあります。
なのでその時の流行りに乗っかるんじゃなくて、受けている要素をちゃんととらえてほしいですね。知っている限りでは、ウィッチャー3でいうと豊富かつ重厚なサブクエストとか、ブレワイであれば何かありそうなところにちゃんと何かあるという探索要素と、あとは操作感の気持ちよさとかでしょうか。
そこをきっちり分からずに、オープンワールドとか高い自由度とかそういう大きい枠組みだけ拾ってゲーム開発するとまあ失敗しますね。そこは当然押さえておきながら自社独自の面白さというか要素を突っ込んでいくようなイメージですね。
なのでユーザー側もあのメーカーがオープンワールドのゲーム作るぞ!うおー!!とか、なんだオープンワールドじゃねえのかよ、みたいなこの二元論で語るのは止めましょうということですね。]
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