灰と幻想のグリムガルのアニメ2期を心待ちにしつつ思い出を語りたい

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僕はこれまで結構な数のアニメ見てきたんですが、その中でも最も二期を心待ちにしているアニメがあります。それが灰と幻想のグリムガルです。

今回はこのグリムガルの思い出について語っていきたいと思います。いつも通り、特にとりとめもなく語っていきますので是非お付き合いください。

ストーリーの概要を先にお伝えしますと、主人公がなんかいきなり別世界に飛ばされて、その中には同じように元の世界から飛ばされてきたい人たちがいて、なんか女の人から簡単に説明受けてはいこの世界で上手いことやっていってね、みたいな感じで異世界生活がスタートするんですよね。

で、転生してきた人たちの中でも優秀そうなやつらはどんどん仲間を組んでいって、主人公たちは落ちこぼれ集団みたいな感じの仲間と一緒に頑張るみたいな感じです。

舞台いわゆる中世ヨーロッパみたいな雰囲気で、文明がまだ発達していなくてレンガ作りの家みたいなところでモンスターをハントして生活費を稼いでいくんですがご飯代とか宿代とかも普通にかかるしとりあえず毎日を生きるのに精一杯みたいな感じで妙にリアリティがあるんですよね。

この話だけだといわゆるよくある異世界転生ものでしかないんですが、灰と幻想のグリムガルは違います。

まず、めっちゃくちゃ空気感が良いんですよ。なんていうか、澄んでいるんです。絵柄とか無音の間とかBGMとかキャラクターのセリフとか、自然体でそれでいて営みを感じるんです。あの空気感を演出できるアニメ監督は本当に凄いと思います。

あと戦闘の緊張感が凄いんですね。魔法の概念があるのでケガしたら回復したりも出来るんですがすぐにMP切れを起こすのでむやみに回復も出来ないんですね。敵もゴブリンなんですが、全然ザコじゃなくてめっちゃ苦戦するんですよ。ちゃんと作戦練ってチームワーク組んで戦わないといけないこの緊張感。

で、苦戦して始めは皆でかかっても一匹も倒せないんですね。でも倒せないと宿代も払えない、ご飯も満足に食べられない。途中からちゃんと作戦練ってようやく一匹倒せるようになってみんなで喜ぶ。このゆっくりさ。この歩みの遅さがなんていうか、ぐっと来るんですよ。本当に。

主人公達に都合の良いことなんて全然起こらないんですよ。努力して積み重ねていった分だけしか得られないんです。この丁寧さが先述した空気感と相まってものすごく良いんです。

あとはOPも良い。ヴァイオリンのイントロも良い。曲も良いし、アニメーションも良い。すべての要素が高水準でひとつにまとまっていて本当に面白かった。

もうね、べた褒めもしますよ。当時毎週めっちゃ楽しみしてましたから。あれなんで二期やらんの?なんでもっと有名になってないの?正直、巷で評価の高いアニメとは完全に別格ですからね。

スポンサーはマジで何をしてるん?プライムビデオのスタッフは何をしてるんや。とりあえず一期を早く公開してくれよ。なんか段々腹立ってきましたw

で、ここまで聞いてくれている人はもう観たことある人だけだと思ってるんでネタバレしますけど、これまで主人公のパーティのリーダーをやっていたマナトっていう優しいイケメンが途中で死んじゃうんですよ。強めのゴブリンに殺されちゃうんですね。

パーティみんなマナトのことを頼っていて、しかも僧侶で回復役なのでそういう意味でもパーティの支柱で、でも死んでしまって、改めてその存在の大きさを知って、皆悲しみにくれてめちゃくちゃになってしまって、主人公も悲しいけどそれでもやらなくちゃって少しずつ頑張るんですね。

で、新しくメリイっていう女性の僧侶を誘って、超不愛想なんですけどちょっとずつ仲良くなって、みんなそれぞれ特訓して、それでマナトを殺したゴブリンに復讐を誓うんですね。

こうして文字に起こすと普通です。至ってありきたりな展開。だけど面白い。奇をてらったような展開とか、壮大な伏線回収とか無いんです。でもそれでよい。

だけど唯一残念なのが12話で終わってしまうんですよ。短い。濃いけど短い。なんで主人公たちが転生してきたというかグリムガルにやってきたのかとか、月のとなりにある赤い星の謎とか、マナトが死んだときに出てきたノーライフキングみたいな設定がどうとか、ゴブリン以上の強敵とどう立ち向かうのかとか、もっと見せてほしい。

だから早く二期作ってください。マジでお願いします。

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