FF16を80時間くらいかけてトロコンした結果、ジルよりもミドの方が好きになった

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はい、つい先日とうとうFF16をトロコンしまして、総括でもしようかと考えたんですが、、、だいたいの意見がYoutube上で出尽くしていまして、その意見とおおむね違わないのであえて細かいことは良いかなと思っています。特にてつおさんの動画でうまくまとまっているのでそちらをご覧くださいw

トータルとしては満足なんですが、ストーリーを見るともっとこうした方がいいんじゃないかというところが結構ありまして、友達とそのあたりをワイワイ言い合うのも結構楽しいんじゃないかと思います。いやここもっとこうした方が絶対良いやろみたいなね。

で、僕もそういう観点でいくつか注文をお願いしたい箇所があるのですが、一番大きなものがジルの扱いですね。ジルって本作のメインヒロインじゃないですか。でも、ジルの魅力を描き切れていないんですね。もう全然です。

しまいには途中から出てきたミドというキャラクターの方が好きになってましたからね。なんでこんなことになったのかということと、ミドのここが魅力だという部分を語っていきたいと思います。

ジルがヒロインとして微妙な点「暗い」

暗い。ちょっと暗すぎるわ。

分かるんですよ。そもそもがダークな世界観でヒロインがパリピのわんぱくガールだったらだいぶ浮いちゃうので、そこは調整していると思います。さらに和平の印として他国から連れてこられたという背景や、13年間奴隷みたいな扱いを受けていたというところで多少影があるキャラクターであることはしかるべきだと思います。

にしても、もうちょっと明るくても良かったんじゃないかと。子供の時点でなんかもう憂いを秘めてる感じがしますよね。昔もっと無邪気な性格で、奴隷の間を経て暗くなってしまって、鉄王国のイベント過ぎてからちょっとずつ昔の明るさを取り戻していくみたいな感じでも良かったんじゃないですかね。

じゃあFFシリーズ屈指のヒロインと言われているFF10のユウナのことを思い出しましてみましょう。ユウナって超過酷な運命を背負ってるじゃないですか。自分で決意したとは言え、一時的な平和のために自分の命を落とす旅ですからね。10代の女の子が背負える質量を余裕で超えてますからね。そもそもお父さんが大召喚士っていう重責も子供のころからあったでしょう。

でも、ユウナ暗い顔してましたか?ずっと楽しそうでしたよね。僕が知る限り、悲しい顔をしていたのは一回だけです。スフィアの泉のあのシーンだけです。というか、本人も言ってましたからね「笑って旅したいんだ」って。はい、これです。この心臓を締め付けられるようなエモさです。ギャップというと陳腐になってしまうんですが、「あえてそう見せない」みたいな描写がやっぱり人の心を打つんですよ。少なくとも日本人には刺さるはずです。

僕はかねてから、悲しい歌を悲しく歌ってどうするんだ。明るく歌え。その方が悲壮感が出る。という主張をし続けてるんですが、ジルというキャラクターに関してはその類の不満がちょっとあるなーって思っちゃいましたね。

暗いせいか、ジルの表情のバリエーションが本当に少ないんですよ。シドと比較すると分かりやすいんですが、全然違いますからね。顔の可動域が。ジルは全然顔が動かない。せいぜいちょっと微笑むくらいで、それ以外はずっと真剣な思いつめたような顔をしてますからね。ストーリー上の必然とはいえ、ジルの根っこ部分が垣間見えるシーンがあっても良いと思います。もっと明るくしろというわけではなくて、本来の人間性を見せてくれということです。

ジルがヒロインとして微妙な点「クライブの添え物感」

あとはこれも深刻なんですが、クライブの添え物感が結構あるなって思っちゃいましたね。ここはだいぶ人によって感想分かれるとは思います。というのも、普通にしゃべるしジルの意志で行動したり葛藤したりしているからです。なのでちゃんとメインキャラクターの一人としてちゃんと描かれている感じがあるんですが、なんというかクライブの意志を尊重しすぎるんですよね。

まあ惚れた男のためならという気持ちはわからんでもないですが、クライブが危険なことしたり無茶なことしたりするときにもっと取り乱して怒ったりしても良いと思うんですよね。なんというかプレイヤーとかクライブの認識を超えた発言や行動をしないんですよね。なのでもっと言うと物語の歯車の一つでしかないというか、キャラが生きていないというかそんな感覚すらあります。

実はこの感覚はジル以外にも結構感じます。グラフィックの問題なのか、背景の深堀が足りないのかまあいろいろ要素が重なっているんですが、すべてがクライブを立たせるための駒みたいな感じですね。でもこれはうっすら感じるだけなので気にするほどのものでもないんですが。

でも、良かったところももちろんあります。それは鉄王国の司祭みたいなやつを問答無用でぶっ殺したときですね。やっぱりできない、、、みたいな感じじゃなくてガッツリ殺してたのでそこはほめましょう。

ミドの好きなところ「明るくて二の腕がキレイ」

その点、ミドはどうでしょうか。まず明るい。このゲームの良心と言ってもいいくらい底抜けに明るいんですよ。いつもニコニコしてるじゃないですか、いやニヤついているというかドヤ顔の方が近いかもですが。。声もはつらつとしていて、周囲の空気を明るくするそんな力を持っていますよね。このセリフは隠れ家のNPCも言っていた気がします。本当にその通りだと思いました。

でもミドはミドで自分の父親亡くしてますからね。父親がドミナントという時点でなかなかの境遇で、レジスタンス的な活動してますし、父が訳ありまくりですよ。家を空けることも多かったでしょう。そういえば母親については物語中で触れられなかったのですが、おそらく何かしらの理由でミドが幼い時に死んでるんじゃないかと思っています。めちゃくちゃ想像ですが、でも多分あってると思います。

それでいて、あの明るさですからね。自分ができることは何かを考えて多少わがままを言いながらも世界初の高速船作ったり、今度は船を浮かせる計画を立てたりと発明力もさることながら、なんというか未来を向いているんですね。

で、最後の闘いの時に言うんですよ、「クライブ!父さんに見せつけてやりなよ。やってやったぞ、お前ができなかったことをって」って言った瞬間泣きだすんですよ。父のことを思い出したんですよね。おそらくそれまで考えないようにしていたんでしょうね。でも父さんって言ったときについにあふれ出しちゃったんでしょうね。みんなこのシーン観た時にちょっとあっけにとられて、その後ジーンと来ちゃったと思います。あのミドが泣いてる、、、って。これです、こういうことです。このエモさです。

あと細かいですが、クライブとハグして、ジョシュアともハグしてそのあとにディオンにもちゃんと抱き着いていますからね。それでちょっとディオンが焦るっていう。ここもミドというキャラクターが出ていて好きなポイントですね。

あとは忘れてはならない要素は何でしょうか?ミドの魅力はなんでしょうか?もうみんな分かりますよね。はい、二の腕です。大変イージーな問題だったかと思います。

ミドはノースリーブ来てるんですが、二の腕がめっちゃキレイなんですよね。ちゃんと筋肉もあって柔らかさも感じるような絶妙な太さをしています。僕は二の腕フェチでもなんでもないですが、ミドの二の腕に関してはこの後発売されるゲームが超えられるかどうかわからないくらい完成度が高いです。アトリエシリーズの次回作あたりに注目しましょうか。

ちょっと話それますけど、FF15がまだヴェルサス13だった時にヒロインが別のキャラやったんですよね。ステラっていう名前なんですが。開発中トレーラーに出てくるこのステラの二の腕が日本のゲーム史上最も美しい二の腕だと思っています。リンク乗っけておきますので見てください。5:47あたりです。

はい、そんなこんなをいろいろ考えていると、やっぱりミドの方がいいですね。付き合うにしても結婚するにしてもミドみたいなのが一緒にいて絶対飽きないです。ずっとべったりよりも、お互い好きなことしあうくらいの関係性の方が好きです。

というわけで今回はジルよりもミドの方が熱いよね、という話をさせていただきました。俺もミド派だ、もしくはいいや俺はジル派だという方はぜひコメントいただけると嬉しいです。いーや、絶対ヴィヴィアンだろ!という方からの熱いメッセージもお待ちしております。アナベラ派の方は僕が受け止められる自身が無いのでそっと胸にしまっておいてください。

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