葬送のフリーレンはつまらないと思ったあなたへ正しい視聴方法について考えます。そして8話までの感想。

アニメ

現在大絶賛放送中の葬送のフリーレンについて感想を語っていきたいと思います。で、このアニメは僕は原作を読んでいません。なので大変新鮮な気持ちでアニメを見ているのですが、とりあえず初回の4話を見たところで僕の中にあったのが、え?これホンマに面白くなるんよね?って感じでした。。ね?残念でしょう。

もしかしたら10年前の若い感性なら作画すげー!セリフエモいー!!フェルンきゃわいー!!!って騒いでたかもしれないですが、なんかがっつり金曜ロードショーの枠使った割には4話時点でそこまで大きな展開が無いなと思ったのが正直なところです。

そもそもにして期待度が高かったせいかもしれませんが、というか風呂敷広げまくったのは製作者サイドなので責任はそっちにあるはずなのですが、にしてはちょっとインパクト薄いなって思っちゃったんですよね。ぶっちゃけ。

でも5話、6話と続いて、気づきましたね。あ、これは進撃の巨人タイプじゃない。ヴァイオレットエバーガーデンタイプのやつやってことに。つまりヒューマンドラマなんですよね。

フリーレンが訪れる街で、街の人との会話の中で昔のパーティの思い出に触れて、その時にはなんてことの無い出来事として記憶にあって、色々経験した今そのことを思い出すとそのセリフの意味というか重みみたいなのをかみしめるみたいな楽しみ方なんじゃないかと思います。

なので結構これは視聴者の感受性とか、人生経験みたいなのが問われるアニメな気がしますね。セリフも間接的な表現というか、ポエムチックなので分からないひとには分からない、退屈なアニメに映ると思います。結構紙一重な感じがしますね。

それにしても昔のパーティの人間力レベルがいかついですね。今のパーティもそうなんですが、あと個人的にちょっと泣きそうになったのが、過去の回想でアイゼンがドラゴンを前にして震えているシーンがで、フリーレンが怖いの?って聞いて、アイゼンが「怖い。でもその恐怖が俺をここまで連れてきた」っていうセリフには痺れました。

ヒンメルもなんだかんだでめちゃ良いやつですよね。そら勇者になって銅像も作られますわって感じです。でも実は残されたフリーレンが悲しまないようにっていう理由付けもされて、ぐっと来ちゃいましたね。でもあれは嘘でしょうね。

まあほぼほぼ確実にヒンメルはフリーレンのこと好きだったんでしょうね。で、自分のことを忘れてほしくないからという理由で像を立ててもらっている気がしています。本当のところは後の展開になって分かるんでしょうかね。

このなんというか、このセリフ回しというか心の機微の上手い表現の仕方が葬送のフリーレンの面白さというか良さなんじゃないかと思います。

なので展開が薄いとかフリーレンが無表情すぎて好きになれないとかね、そういう意見があっても良いとは思いますがそれはそれとしてここは確かに見ごたえあるよね、という感じで視聴するのが良いかと思います。

と思ってたら8話が普通にアツくて面白かったんですよ。いわゆるタイトル回収回ですね。完全にやられましたね。ヒンメルとかハイターの死を看取るみたいなのが最初の方に重なっていたので、死者を見送ってそれにまつわるエピソードを描いていくアニメやと思ってました。ぜーんぜん違うやん。

魔族絶対殺すネキやったんかいな。フリーレンさんよ。

にしても圧倒的ですね。基本的にいつも余裕ぶっこいているので実力もかなりのものだとは思っていたんですが、そら余裕もぶっこくよねってくらいの強さでしたね。そして次回は断頭台のアウラさんを圧倒する会になりそうですね。

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