このチャンネルは私が好きなアニメやゲームについて独自の視点で感想や思っていることを語っていくというラジオ番組です。寝る前とかなんかしながら片手間に是非聞いていってください。
はい、現在ゆっくり視聴しておりますヴィンランドサガについて感想をしゃべっていきたいと思っています。
現在2期の8話くらいまで来ました。
2期は1期とはうってかわって、農業の話になります。
前はひたすら戦争戦争、殺し殺され、奪い奪われ、謀略と裏切りの中で強く孤独に生きていく主人公トルフィンが描かれてたんですが、1期のラストの事件の後に何があったのか、抜け殻のようになったトルフィンが木を切って畑を開墾していく様子が描かれます。
同時に、自分がこれまで行ってきた罪の大きさにつぶされて毎晩うなされるという大変しんどそうなシーンも多くて、全体的にどんよりした内容が続きます。
でも、おもしろい!!
すごく引き込まれる!いやこれは名作ですわ。
キャラクターの内面とか、葛藤とか、状況とかを表現するのが凄く上手なんですね。もちろん原作がおもしろいんだとは思いますが、アニメとしても大変クオリティが高いです。
1期の終わりから何がどうなって奴隷として農場に連れてこられたのかはまだ分からないのですが、これから明らかになってくるんですかね。
昨日8話を観たんですが、神回でしたね。
お父さんのトールズが言っていた、「本当の戦士とはなにか?」「本当の戦いとは何か?」みたいな問いが改めて掘り返されて、トルフィンがその問いに苦しむんですよね。
そりゃそうですよね。戦いに勝つことが今日生き抜くことの条件ですし、やっぱり戦闘に強い人間が戦士ですからね。強い弱いが絶対の尺度でトルフィンはずっと生きてきた訳で。
いまさらそんなこと言われても分からない訳ですよ。
で、さらに夢の中に今まで自分が殺してきた人たちが出てきて、地獄みたいなところに引きずり降ろそうとする訳ですよ。崖みたいなところでぶら下がってるところにめっちゃしがみついてくるんですよね。
そこで、アシェラッドが出てくるんですよね。
で、トルフィンにいうわけですよ。「登れ!トルフィン!!そいつらを抱えてまま登れ!!それがお前の本当の戦いだ!!」っていうんですよ。
はい、ちょっと泣きましたね。
まああくまでも夢の中の話なので、本当のアシェラッドが言ったわけではないのですがアシェラッドの中に少しでも親心のようなものがあったのだろうと思うとそれも含めて泣けますね。あとめちゃくちゃ声が良い。
ここに来て、序盤のトールズのセリフが効いてきますね。
「敵などどこにもいない」とか「本当の戦士に剣はいらぬ」とか。
深すぎて絶対子供には理解できないですけど、というか僕も芯から理解出来ていないですけど、このセリフの分厚さがここに来てさらに際立つという展開が凄いなと思いました。
我々の世界における本当の戦いってなんなんですかね。
ライバルと競争して勝った負けたはもちろん普通の戦いで、毎日仕事を前向きに頑張るとか、つらいことがあっても一生懸命生きるみたいなのもまあ戦いの一種だと思うんですが、「本当の戦いとは何か?」と改めて問われるとまだ僕は見いだせていない気がしますね。
多分ひとそれぞれ違う答えになりそうですね。
で、違いながらもなにか共通点というか、内側に同じ何かが通っているような答えになりそうですね。「他者のために何かする」とも何か違う気もするし、、
なんとなくてですが「何かを全うする」みたいなイメージでしょうか。
人生を全うする、責任や使命を全うするというところで、全うするという動詞が一番近いような気がします。
これ聞いてくれているひとの中で、これが俺の中の本当の戦いですみたいなのが明確にある人は是非コメントで教えてほしいです。おそらくコメントください史上一番難しいテーマ泣きもしますがw
あとはちょっと気になったのは、他のデーン人はともかくアシェラッドはそのあたりのことをどういう風に処理してたんですかね。
罪の意識みたいなのもあったと思うんですけど、それでも大儀のために仕方ねえ、悩むだけ損みたいな考え方で乗り切ってきたんですかね。今となっては分からないですがそのあたりも今後描かれるんでしょうか。
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