14年前にエヴァQを映画館で見たときのショックを未だに引きずる男の感想

今回は新劇場版エヴァのQを劇場まで見に行ったときの感想を語りたいと思います。

そもそもこれが上映されたのは2012年のことなのでシンエヴァから10年前くらいの話になりますね。確か友達のよっさんと一緒に二人でワクワクしながら映画館に行ったのを覚えています。それこそもうめちゃくちゃワクワクしてましたよ。

なぜなら、そもそもテレビ版のエヴァ好きでしたし、破がめっちゃ面白かったですし、そして破はリメイク的な側面が強かったんですがＱからは完全に新しい展開が描かれるということでこれはどうなるんやろうと、というか当初は3部作で終わるみたいな感じの話もあったのでこれは見届けるしかないなという感じで覚悟して劇場まで行ったんですね。

で、映画が始まりましたと。でもエヴァ始まらなかったんですよ。巨神兵東京に現るっていう謎の特撮短編映画が始まって、めっちゃビビりました。みんなそうやったと思うんですけど、エヴァ始まると思ったらなんか実写の街並みが描かれて、デカい化け物が現れて街をドカーンって破壊するんですよ。で終わるっていうｗ

なんかエヴァと関係あるんかなと思ってたら特に関係なし。どういうメッセージがあったのかも不明。Ｑの時間が短かったから差し込んだんですかね？ちゃんと調べたわけじゃないですけど、今でも謎です。というかああいうのされると映画間違えたかも！？っていう不安がよぎるんであんまり好きじゃないです。。

で巨神兵が街を焼き尽くして、いよいよＱが始まりましたよ。冒頭のＵＳ作戦ですね。あれはめっちゃ興奮しました。そもそもアスカが元気にエヴァ操縦しているのにもテンション上がりましたし、あの宇宙戦特有の専門用語が行き交う感じ。男心をくすぐりますよね。

そこからまあ疑問の連続ですよ。

なんで初号機は宇宙におるの？

え？14年経ってるの？

主機ってなに？

ミサトさんめっちゃ起こってるけど、というかオバサン感凄いけど「行きなさいシンジくん！！」って言ってなかったっけ？

ヴィレ？

アダムスの器？

戦艦バトルよりもエヴァ戦ってるところ観たいんですが。。

ピアノシーン長くない？

レイは初号機の中にいなかったってそれマジで言ってるん？

エヴァマークシックスは活躍しないの？

あのでっかい月みたいなのどうなってるの？

みたいな感じですよ。どんどんシンジくん元気なくなっていくし、追い打ちするようにつらすぎる現実を突きつけられるし、マジでかわいそうでした。

でもそんな中で救いがあったんですね。それがカヲル君ですよ。いやーカヲル君はマジでカッコよかったです。あれは惚れますわ。いちいちセリフが染みるんですよね。無理に誤魔化して元気づけたり、無駄に不安を煽るようなことも一切言わない。ただ、シンジくんに寄り添って安らぎと救いを与えるというクソイケメンキャラでした。なんか変に裏の目的とかが無くて良かったです。

というかアスカからメンタルが弱いとかぐちぐち言われてましたけど、シンジ君めっちゃメンタル強いと思うんですよね。普通に自分のせいで世界がほぼ滅亡したって聞いたら、自殺してもおかしくないですよ。そもそもいきなりエヴァに乗れって言われてなんども死にかけながらそれでも戦うって普通の中学生だと絶対に無理ですからね。

これはシンエヴァを観てから思ったんですが、自分がこれだと納得できる理由があったら頑固とも言える意思の強さを持ってると思うんですよ。まあそれが原因でニアサーがおこっちゃったって感じなんですが。。

話を戻しまして、結局はゲンドウの狙い通りやりを抜いて、13号機がまた白くなってまたガフの扉開いて、世界がめちゃくちゃになって下から謎の砂時計みたいなんが出てきて、ヴンダーもやってきて、カヲル君が死んでしまって、終了みたいな感じですよ。

もう何がなんやらですわ。特に槍を抜いてからが本気で意味が不明でした。槍が二本あるとか、マーク６がなんか寄生されてるっぽいし、マージで意味わからんうちに終わったって感じです。

どのキャラクターがなんのために動いていて、でもそれは誰かの罠で、結果としてどうなってしまったのか、がハチャメチャに分からなかったですね。残ったのはモヤモヤでした。気持ちよくない。破を観終わったときのような気持ちよさ全くない。終わった後よっさんとマックに入って、二人で会議してましたからね。あれ？どういうことやったん？って聞いたら、よっさんも分かんねｗ分かるわけねｗｗみたいな返事が返ってきて、ですよねーｗみたいな感じでしたよ。

まあとにかく良くわからん。そこから考察動画観てなるほどなーって思うところあるし、でも納得できない部分もあるし、それらを踏まえてもう一回みても良くわからんし。次のラストがいつ上映されるかもまったく分からないまま待つことを覚悟するっていう。。

で、そこから庵野監督が壊れるっていう。。そこから空白の10年があり満を持してシンエヴァが上映されるんですがその時の感想はまたお話したいと思います。

全体と通して何を描きたかったのかが良くわからなかったというのが僕個人の感想です。面白いか、面白くないかで言ったら微妙でした。おお！っていうシーンもありましたが、そういえばエヴァってこんな感じやったなーっていうのもありで、そういう風に自分を納得させたりもしましたが、破が面白かったのものあり全体でいうとなんやねんこれ、、みたいな感じでしたね。。

難しいって。これは。どう考えても。。シンジくんに対しても、客に対してももうちょっと説明してよ、というのがトータルのかんそうでした。