ヴィンランドサガはマジで心をえぐる名作。(2期20話まで感想)

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前回しゃべったのが2期の9話で、そこから20話くらいまで視聴を進めました。

やっぱり良いね、本当に良い。素晴らしいアニメです。作画、声優、演出もさることながら、先の展開が読めなくてどんどん先が気になってしまいますね。

このアニメは時間かかっても良いので、じっくり丁寧に作ってほしいですね。

というわけで、20話までの感想を語りたいと思います。

ふたつ大きな事件がありまして、ひとつはアルネーゼの元旦那がやってきた件と、王様がケティルの農場を占領しようと罠にかけた件ですね。

ケティルの次男(オルマル)が豚の丸焼きをギコギコ切ってたのは普通におもしろかったです。

王様は駐留軍の維持のために、ケティルの農場を接収する計画立ててたんですが、ここでつながるんやなーって思いましたね。クヌート変わっちゃったな。。「僕は慎重なんだ!!」って起こってたのが嘘のようですね。。それでいうと、「ダッセエなー」っていってたトルフィンもえらい変わっちゃいましたが。。

で、結局ぶつかっちゃいましたね。蛇だけは状況を冷静に分析してましたが、ケティルさんはアルネーゼさんの件で完全におかしくなっちゃってましたね。

自分の持ち物が増えると守ることが大変だから、分相応で良いみたいなことをおじいちゃんが言ってましたがそれを回収するような展開でしたね。

それにしてもケティルさんあんなにいい人やったのに、死ぬくらい女性をぶちのめすって凄い変わりようでした。昔のこととかいろいろ思い出して怖くなったんですかね。執着心が人を変えてしまうという教訓でしょうか。。というかそもそも不安だからあれだけ農場を大きくしてたんですかね。。

あとはアルネーゼさんの元旦那のガルゼルさんが来ちゃったんですね。。結局はその事件のせいでアルネーゼさんが死んで、ケティルさんも壊れて、戦に駆り出された人がたくさん死んで、という展開になっちゃったんですよね。

たぶんアルネーゼさんは元旦那とヨリ戻そうと思ったんじゃないと思うんですよね。なんというか、放っておけなくなったんでしょうね。昔愛したひとがボロボロになって変わっていく様を見てられなくなったんじゃないかと想像しています。それがアルネーゼさんの良さであるみんながアルネーゼさんのことを好きになる理由でしょうね。

そのあたりがケティルさんに上手く説明できていれば結末は変わったのかもしれないですが、まあ難しいですよね。

蛇とトルフィンが戦うシーンはマジでカッコよかったです。

戦闘シーンもカッコよかったんですが、そもそもそこに至るまでの経緯を知ってるんでめちゃくちゃグッと来ましたね。

トルフィンは蛇を止めたい、でもお願いが通じる状況ではない。なら戦うしかない。でも人を傷つけたくない、それはつい先日誓ったばかり。でも手加減できるような相手ではない。こんな状況でトルフィンが選んだのは素手で戦うということですね。

覚悟を決めて、両手でナイフを構えるのを素手で構えるシーンはおお!!ってなりました。結果、ほとんど互角にやりあったんですが、あれはナイフ使いだから出来たんでしょうね。剣や斧で戦ってたらどうしても武器だよりになったり間合いが遠くなるので、元ナイフ使いだからこそ身のこなしで渡り合えたのだと思います。

蛇もびっくりしてましたからね。なんでこんなやつが奴隷にいるんだよ、これまでどんな化け物の中で生きてきたんだよみたいにびっくりしてましたね。なんかいろいろ相まってすごくかっこいいシーンでした。

そして今、トルフィンがクヌート王と話をしに行くというところまで見終えました。100人くらい兵がいるけど、逃げるところまでは出来るって断言してたのが痺れました。次回、クヌート王とどんな会話を繰り広げるのかが気になりますね。物語のテーマというか根底に触れるような話になる気がしております。大変楽しみです。

やっぱりここでも父親トールズの存在のデカさが際立ちますね。結局戦わないという選択を取れるというその凄さが。自分の命ひとつで争いを避けるというその強さが。本当の戦士に剣など要らぬというそのメッセージの強烈さが際立ちます。

なんかここまで観ているとバガボンドをちょっと思い出すんですよね。あの話も目的は違いますけどひたすら戦いの中に身をおいた武蔵が、度たびの戦いを経て、農作業に出会って、戦うという行為の本当の意味を考えるみたいなプロセスがすごく似ていると感じました。

そして強さとはなんなのかという問の答えを、すでに柳生石舟斎は知っていたんですよね。そしてその言葉をすでに聴いていたにもかかわらず、そこに至るまでに山ほどの死体をつくってしまうというこのどうしようもなさ。そこに行きつくには簡単じゃないってことですよね。トールズも石舟斎も戦いに身を置いてきたからこそたどり着けたわけで。。

でも一般的に弱いとされてるひとは、そんな勝った負けたの世界とは無縁の人たちは考えようによってはそんな殺し合いのプロセスを通らなくても最初から回り道しなくてもたどり着いているわけで。でもその対処法のひとつである宗教を進行していたクヌート王も結局戦争という手段を取ってしまっているわけで。。そして世の中の人が幸せに生きていくためには資源が必要なわけで。という感じで一筋縄じゃいかないです。

という感じでトルフィンが出す答えとは、そしてクヌート王とどんな会話をするのかということで続きが大変気になっております。

だいぶとりとめのない感想になっていますが、最終話まで見終えたらまた感想をアップしたいと思います。是非良いねとチャンネル登録よろしくお願いいたします。あとはみなさんの感想も聴きたいので良かったらコメントください。

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