「不滅のあなたへ」がジブリ味を感じる超名作の予感がする

アニメ

本当にいまさらですが、不滅のあなたへの第一期を見ています。今、4話くらいまでみました。

まだまだ出だしですが、これめっちゃ面白くないですか?なんでみんな黙ってたん??いや、実際には会社の上司に面白いよって一年前くらいに勧められてたんですが、放置していました。なんか変なアニメやなくらいの認識しかなかったです。

で、最近になってなんか新しく見始めようかなと思って観てみたんですが、なんか凄いアニメでした。

設定としては、神様っぽい人が一個の野球ボールくらいの大きさの球をとりあえず世界に放り込みましたから始まります。で、その玉はコピー能力があって、岩とか狼に変身するんですが、1話の最後に人間になるんですよね。

で、姿は人間なんですが、とにかく知性がないのでふらふら歩くだけなんです。でももとは玉なんで死という概念は無いです。体ぐちゃぐちゃになっても再生します。必要に応じて狼モード変身して戦えるみたいな設定です。

どうです?めちゃくちゃじゃないですか?よくこんな設定のアニメ考えるなと感心しましたよ。

おそらくですが、今後は人間と一緒に過ごして少しずついろんなものを吸収していくのだと思います。同時に、無意識に人間の行っている愚かな行為とか豊かな考えとかを、真っ白な状態だとどういう風に映るのかを描いていくんだと思います。ある種神の目線で、人間の営みを改めて考えようみたいな全体の流れになるのかなと。

ただ、何も知らずにここだけ聞くと、なんだか辛気臭いなという感じじゃないですか。でも違うんです。ちゃんとストーリーがあるんですね。まあ5話までしか観ていないんですが。なんか途中で、未開発の部族みたいな集落みたいな感じの舞台に映るんですが、そこでは別の村の人がとりあえず伝統にのっとって生贄捧げろみたいな感じのごちゃごちゃやってて、なんかキャラクターのデザインとか見てると、そこはかとなくジブリ感があるんですね。

でっかい化け物みたいなのも出てくるし、衣装の不気味さとか、なーんかモノノケ姫思い出すんですよね。設定のシリアスさとか奇妙さとかですね。だから昔のジブリ好きな人は絶対この作品好きだと思います。僕は2話まで見て、このアニメ凄いかも!って思いました。

あとはなんといっても作画ですね。作画が細かい。線は普通です。キャラデザインも癖の無い感じも好感が持てるんですが、動きがいちいち細やかなんですよね。歩いている動作とか、動きのあるシーンに凄く力をいれているように思えます。なのでダレ無い。普通のシーンでもじーっと見てしまうような魅力があります。

あとOPを宇多田ヒカルが歌っています。曲自体は宇多田ヒカル節全開でそこまで好きではないんですが、OPの映像がすんげえ不穏なんですよ。なんかこれからやばいことがどんどん起きそうな、というかゾンビみたいなんがバシバシ映るんでなんか世界そのものが全体敵に呪われてるんじゃないかと心配になるレベルです。

で、ちょっと話がそれるというか前後めちゃくちゃになっちゃうんですが、生贄もらいに来ましたよみたいな女性がなんかスク水みたいなん来てるんですよね。スク水甲冑みたいないでたちで、なんでこんな服着てるんやろうかという感じで謎です。というか全体的にいろいろ謎です。

ここからどうなっていくんですかね。原作も全くしらなくて前情報なしで観れるのでこれから一話ずつ見ていきたいと思います。僕はこれまで結構なアニメ作品見てきたんですが、この作品の並々ならぬ熱量を感じます。おそらく神アニメです。

というわけで、まだ見たことないひとは見てください、というか一緒に見ましょう。ジブリ好きでここ最近のジブリ作品やアニメ映画で不完全燃焼な人に対しては特におススメです。

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