ニコニコ動画時代の英雄エルシャダイがSwitchで発売されるだと??知らない人向けに色々説明しよう。

ゲーム

今から15年前、ネットのおもちゃにされまくった伝説のゲーム

先日、とんでもないニュースが飛び込んできました。あの伝説のゲームエルシャダイが任天堂Switchで移植されるということで一部界隈が盛り上がっております。というかこのエルシャダイってなんやねん?って感じの平成ベイビーたちがたくさんいるかと思いますので、なぜこのゲームが伝説となったのか当時どれくらいの盛り上がりだったのかというをいろいろ思い出しながらお話していきたいと思います。

まずエルシャダイというゲームの概要を説明しますと、2011年の4月にPS3用に発売されたアクションゲームで、主人公のイーノックを操って荘厳なステージで様々なステージギミックを駆使して神々と戦うという感じのものです。当時のゲームの評判としては「そこそこ面白い」という感じでした。w ちなみに私はプレイしたことがないのでご了承ください。

ゲーム自体はそんな感じの評判なんですが、それこそれ発売直前とかお祭り騒ぎでした。ついにあと一週間!とかあと3日!!とかそんな感じでカウントダウンしていたと思います。実際発売してからはエルシャダイの実況動画であふれかえっていたような気がします。

じゃあなんでこのゲームがそこまで人気になったのかというと、発売前のトレーラーにその秘密があります。

「そんな装備で大丈夫か?」「大丈夫だ。問題ない。」の汎用性

なんというか、絶妙に変なんですよね。トレーラーが。概要欄にリンク張っておくので、とりあえず見てください。まず、一番最初にでてくるのが黒髪の男で彼はルシフェルという名前です。で、かれがいろいろしゃべるんですが、まず話をしよう、から始まって今から360000万いや1万4000年前のことだ、しかし君たちにとっては明日のことだ。みたいな意味の分からないことをしゃべりだすと。

で、これ僕当時ニコニコ動画で見てたんですが、ニコ動って字幕コメント入るじゃないですが。で、そこでやっぱりおもちゃにされていて、「話をしよう」も嘘字幕で「鼻塩塩」とか書かれていたり、1万4000年前とかの件でも「?」マークがいっぱい出てきたりと、とにかくまあツッコミどころがたくさんあって出だしなにこれ?感が強かったんですね。

極めつけは「そんな装備で大丈夫か?」「大丈夫だ。問題ない」という一連の流れです。これはルシフェルが主人公のイーノックに対して、「これから戦いに乗り込むというのに、そんな弱い装備で大丈夫か?」という確認をしているんですけどそれに対して、イーノックが大丈夫っす!っていうわざわざトレーラーに乗せなくてもいいんじゃないかっていうセリフなんですが、そこから敵地に乗り込んで戦うんですがボコボコにやられるんですね。んで殺されるってところで「神は言っている。ここで死ぬ定めではないと。」っていう復活演出が入る、そして時間が巻き戻る。「そんな装備で大丈夫か?」「一番いいやつを頼む」で一番いい装備に着替えたイーノックがさっきやられた敵をなぎ倒していくっていう感じです。

はあ?って感じなんですが、これの何がおもしろいかっていうと僕にもよくわからないんですよ。少なくとも口で説明して面白いものではないですね。笑 おそらくそんな装備で大丈夫か?からの「一番いいやつを頼む」もしくは「大丈夫だ。問題ない。」この一連の会話のやりとりが、なんかマネしたくなっちゃうんでしょうね。特にニコニコ動画でゲーム実況見ていると装備どうしようみたいなシーンは良く出てきますし、もしくはこれから強敵に挑むっていうときに「そんな装備で大丈夫か?」ってコメントいれたくなっちゃうんでしょうね。

誰かが「そんな装備で大丈夫か?」ってコメント入れたら「大丈夫だ、問題ない」みたいな感じで誰か返してくれる。「ぬるぽ→ガッ」みたいな感じですよ。やっぱりニコニコ動画全盛期だったからこそ盛り上がったというのが間違いなくありますね。

トレーラーの作りが全体的に絶妙にチープで面白い

あとは面白ポイントでいうと、主人公のイーノックが絶妙に不細工なんですよ。アクションはカッコよいし、金髪ロン毛なんですがなんか顔が間抜けというか、実際調子のって敵にボコボコにされるという間抜けさもあってなんか面白いんですよ。

アクションもスタイリッシュでカッコ良いんですが、なんか軽やかすぎてなんか面白いんですよね。「トン、トトーン」みたいな感じでなんかコミカルなんですよ。これは僕の主観というかバイアスがかかりまくっていますが。なので主にニコニコ動画上でネットのおもちゃにされまくって、でもよくよく見てみると世界観とかステージもしっかりしているし、ストーリーもとか設定がぶっとんでいてなんか面白そうじゃね?ってことで話題になった感じですね。

でも確か製作スタッフインタビューで、少なくとも「そんな装備で大丈夫か?」の流れはけっこう狙って作ったみたいです。バズ狙いで、あえてツッコミどころのあるトレーラーに仕上げたそうですね。さすがです。

そんなエルシャダイですが、任天堂Switchで2024年4月末に発売なので、気になる方はぜひプレイしてみてください。ゲームとしての評判はそこそこ良かったので、一昔前のアクションゲームとして遊べばそこそこ楽しめるのではないかと思います。ニコニコ動画のこと思い出してたらなんかニコニコ動画の思い出を語りたくなってきたので近々お話したいと思います。

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