AC6の大躍進とフロムのゲームつくりに対する姿勢にこころから賛辞を

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先日ゲームニュースサイトを見ていたらこんな記事が出ていました。AC6の国内売り上げ累計が70万本を超えましたという内容ですね。さらに10月14日に行われた声優さんのライブ配信で全世界売り上げが280万本を突破したということで、今回はフロムさん本当におめでとうございます。という内容をしゃべりたいと思います。

そもそもこの全世界280万本っていう数字はみなさんどのように感じますか?実はアーマードコアシリーズでいえば、AC5が過去一番売れたタイトルになってまして、その時の売り上げが25万本となっています。それと比較すると10倍以上売れているので大成功と言えるでしょう。まあ昔は日本のみの販売だったのですが、それでも発売から3か月ほどで3倍近く売れていることを考えたら間違いなく成功と言えると思います。

ちなみに1850万本とか売れてます。激ヤバです。まああんな化物タイトルと比べても仕方ないのでまあ十分ですよ。立派なもんです。

以前僕はAC6の最終売り上げ累計は400万本とお伝えしたんですが、さすがにそこまでは届かないですね。DLコンテンツとか、完全版出してギリかなという感じかなと思います。

そもそもアーマードコアってこんな日の目を浴びるタイトルじゃないんですよ。簡単に言うとロボットアクションものじゃないですか。一般の人からみたらガンダムみたいなもんですよ。

で、ストーリーも暗いし、というか全体的な雰囲気も暗いし、しかも操作難しいしみたいな感じであくまでオタク向けのタイトルだったんですよね。でもそれがフロムソフトウェアのアイデンティティを凝縮したようなタイトルでだからこそファンも多いみたいな、大変取り扱いが難しいタイトルだったと思うんですよね。

でも発表時にフロムの社員の方がおっしゃってたのは、「アーマードコアを作らないという選択肢は無かった」っていうので、ファンとしては本当にうれしかったでしょうね。売り上げ予想だけでみたら開発に躊躇すると思うんですけど、それでも作りたいもん作ろうぜ、自分たちが満足できるゲーム作ろうぜみたいなスタンスは変わらず持ってほしいと思いますね。フロムだけでなくあらゆるゲーム会社にも持ってほしいです。まあ単なる理想論ですがね。

で、今回280万本売れたっていう実績を見るとどこが一番デカいかっていうと海外向けにもちゃんとプロモーションかけて売ったっていうところですよね。やっぱり市場規模が違いますわ。ゲーム人口がちゃいますわ。

そらソニーもアメリカ優先でPS5売りますわ。仕方ないですよね。会社である以上限られたリソースの中で利益が最大化するよう選択するのはいたって自然なことだと思います。日本に冷たいんじゃなくて、他のことよりも優先して日本を優しくする理由があんまりないんですよね。実際、ちょっと日本はスイッチ強すぎるんで若干あきらめてるんじゃないかと思います。

まあ話は戻しまして、今後ある程度力いれて開発されたゲームは海外に向けても発売されるでしょうね。で、ここでちょっと問題が発生するんですよね。それは文化の違いです。なんか昔どこかで聞いた話なんですが、例えばドラクエでは必ずといっていいほど教会が出てきます。そこでセーブしたり次のレベルまでの経験値を確認したりと、冷静に考えてなんで神父がそんなことすんねんって感じなんですけどドラクエ知っている人ならまあ普通じゃないですか。

でもガチのキリスト教圏の国に販売するとなると、なんでこんなところに教会があるのとか、なんで裏に墓地があるのとか、神父はこんな服着ないとか色々あるようなんですね。場合によってはストーリーとか登場人物も日本の基準だけで考えるとバッシングされたりしかねないです。ポリコレの波みたいなのもありますしね。

なので海外向けに展開するとなると当たり前のようにそれを見越してゲームデザインやシナリオを考えないといけないので開発側は相当大変ですよね。AC6はセリフ量とかテキスト量はRPGと比べたら少ないですがそれでも、海外向けにプロモーションかけないといけないですから、これはもう相当大変ですよ。なんか海外専門のそういう業者があるんですかね。

とまあ、280万本売り上げたというのは立派な数字だと思いますので、フロムソフトウェアはノリノリなのでこれからもイケイケドンドンで行ってほしいと思いますね。

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